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ガーデンデザイナーになるには

こんにちは、いつもありがとうございます。

今日は「ガーデンデザイナーになるには」と題して、どうしたらガーデンデザイナーになれるのかを書こうかと思います。

僕は最後にも書きますが、植物に関わる仕事を一貫してきていますが、ガーデンデザイナーに直接なれたタイプではありません。

なので、直接なれた仲間もいるし。紆余曲折した仲間もいます。

20年近くお庭とかガーデン、ランドスケープデザインの世界に触れてきたものとして、参考になる記事になると思いますので、よろしければおつきあいいただけたら幸いです。

ガーデンデザイナーとは

ガーデンデザイナーとは、ガーデンをデザインするのですから設計士的な側面があります。ガーデンや庭、外構、エクステリア全般の設計士だと思っていただいて構いません。

必要な資格

設計士なので、なんか立派な資格がいるのかと思いきや、絶対的に必要な資格はありません。世間的には多くのガーデンデザインを謳った資格がありますが、その資格などがないと仕事をしてはいけないことはなく、そのガーデンデザイナーの入り口程度でしかありません。

ガーデンプランナーとの違い

ガーデンプランナーって言葉も聞いたことがあるかと思いますが、同義語だと思っていただいて構いません、ですがガーデンプランナーはどちらかと言うと世界的には通用しません。なので、ガーデンデザイナーに統一した方がいいのかもしれません。

デザインするかしないか

ガーデンプランナーは1からデザインを起こさないで、既製品で構成する人ってニュアンスもあって、インテリアデザイナーに対してのインテリアコーディネーターの違いのような雰囲気も持っています。

ひとまず、このブログに来てくださった方にとっては「これから勉強しよう」とかこれからなりたいのであれば。

プランナーではなくて、ガーデンデザイナーの勉強をした方が万全かもしれません。1からデザインを考えるのが不安であっても、もうすでに活躍されている方も、もちろん素人からはじめてプロになったので、最初は出来なくて当然なんですよね。

やってみて、やっぱりデザインに自信が出来なければガーデナー、プランナーに進むのもいいかもしれません。

ガーデンデザイナーになるための勉強

日本庭園の世界でも「庭師は総合演出家」なんて言われることもあって、勉強は多岐に渡ります。

芸術、デザイン論、植物学、ちょっとした物理、環境学、自然環境学、庭園史、などなど。日本庭園を主に勉強するるのであれば、生け花、茶や煎茶文化などにも触れた方がいいかもしれません。

教育機関、大学

一番簡単なのは教育期間に行くことかもしれません。

社会人であれば難しいかもしれませんが、いまは通信講座の大学もあるので、そちらも含めて検討すると仕事をしながらでも大学で勉強ができます。

大学でも学科がいろんな名前になっていてはっきりとガーデンデザインという名前の場所ってないかと思います。日本で有名なところは東京農業大学、千葉大学、京都大学になります。造園、緑地計画、なんて部分を専攻するのが近道です。

他にも専門学校、やそれに近いものがあります。

専門学校では主に工事を勉強したり、花卉園芸を学ぶ部分が多くなります。なので、私がオススメするのは大学で文化的な教養を学ぶのが良いかと思います。

専門学校ですとデザイナーの道は学歴的に少し遠いかもしれません。

叩き上げタイプ

専門学校や短大、もしくは農業高校などを出て、リアルな造園の工事、作庭現場経験を踏んで独立してデザイナーになる方も多くいらっしゃいます。

その際は、十分な現場での下積み経験を経て、植木屋さん、ガーデナーとして独立して。それから作ったものが評価されてガーデンデザイナーになるタイプの方です。

その場合は、良き師匠との出会いや体力のタフさが必要な場合があります。

独学

もちろん、独学でやられる方もいらっしゃいます。

ですが、デザイナーなので多岐にわたる基礎学習を抑えるのは困難になるかと思います。

教育機関に少しでも入って、学んで研修したり、弟子入り、バイトでもいいから会社に入社して雰囲気を掴んだ方がリスクヘッジになるかと思います。

独学の方は創造性は素晴らしいのですが「誰かがやらなかったこと」と本人は思っているかもしれませんが「誰かがやって失敗して残っていないもの」を作る可能性が高く、事例研究というものはやっぱり他人から教わった方が早いかと思います。失敗事例は、書籍やウェブに載ってないことが多いので独学で知ることは難しく思います。

てっとりばやいデザイン事務所に就職

教育機関を出た後は、デザイン事務所に勤務するのが一番近道です。

デザインの現場に触れることによって多くのスキルを先輩から吸収できるかと思います。ただデザイン事務所は少ないので困難になるかもしれません。大手のハウスメーカーにも外構部門があるので、そこを狙うのも安定と安心があるのでいいかもしれません。

素質・センスについて

やっぱり生まれ持った素質、育ってきた環境からくるセンスはあります。

ですが「作りたい衝動」が一番大事かと僕は思っています。

植物について

またガーデンデザイナーに関しては植物を扱うことが多いので、植物が好きかどうかが問題にります。

お花が好きってよりは、植物の生態に萌えるかどうかの方が、僕は大事かなと思っています。

お花が好きな方は沢山いて、それを飛び越えて草原を見てワクワクしちゃうレベルになれれば、もうその人は立派なデザイナーの一歩を踏んでいるかと思います。

文化について

植物にも文化があって、芸術的にどう扱われて来たかを頭の片隅に入れておくことをオススメします。他にも文化的な演劇、絵画、などの流行の流れを知っておくのもいいかもしれません。

建築について

建築の知識も少しは必要になって来ます。お庭を作るってことは建築、土木の一端なのでそれを愛することができれば、建築、そのほかの景観と調和する深みのあるデザインができます。

筆者(おはなうえるくま)の場合

例えば僕の場合は、

造園の工事を学ぶ短大に入る

造園会社に入社、3年の現場管理の経験、

ガーデンデザイナーの事務所で3年修行、

実家に戻り家業の傍にお庭の仕事をとる、

お庭の仕事が増えたので家業から分離して独立、

街の植木屋さんとして創業、

デザインコンテストに挑んだところ受賞する、

それを元にデザイン業務が増える、

増えたから素人ではいけないと思い立ち慌てて

通信のランドスケープデザインを学べる大学に入って卒業、

という流れになります。

パートナーデザイナー(おはなうえるうさぎ)の場合

おはなうえるうさぎさんの場合は、

単身渡英してリトルカレッジ(園芸・造園系大学)に留学、

留学のカリュキュラムのなかで大型ガーデンでガーデナーの実地研修をへて卒業、

3年の多様なカリキュラムのなかでガーデナーよりもガーデンデザイナーに向いていることに気がつく、

ガーデンデザインの老舗学校のインチボールドに入学、

卒業して帰国、

帰国後は大手ランドスケープデザイン事務所で研修、

研修後には観光庭園に入社して社内デザイナーに、

観光庭園のガーデンの評価が高く退社して独立という流れになります。

さいごに

僕が思うのは、最終的には文化的、芸術的、理系の総合的な知識や好みが入った上でのデザインスキルを磨くことが重要です。

絵を描くのも仕事になりますから「絵を描くこと」が嫌いでは大変かもしれません。

でも、絵なんて描けないと言っている人が、ある日突然頭角をあらわすことだってあります。

どうしようもない話、オタクで多岐に渡って広く深掘りできた人が、新しいコンセプトなどを作っているように感じます。

「好きこそ物の上手なれ」

結局、ここに着地するのかもしれません。

では、こんなところで。

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

したっけ!

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