You are currently viewing ウワミズザクラではなくてエゾウワミズザクラだった

ウワミズザクラではなくてエゾウワミズザクラだった

こんにちは、いつもありがとうございます。ガーデンやランドスケープのデザインをしている柏倉一統です。

ちょっとびっくりしたことがありブログにしております。僕の住んでいる北海道道東の十勝管内、帯広市です。そこで毎年見ていて好きな木があるんですが、「ウワミズザクラ咲いたなー」なんて思って見ていた植物がエゾウワミズザクラだったのを知りました。

先に知っていたもので勘違いしていた

なんでそうなったかと思うと僕は20代の植物を勉強したことに見ていたのが「ウワミズザクラ」であって、こちら十勝管内に自生しているのが「エゾウワミズザクラ」だったというだけのことなのです。

学名の違い

ウワミズザクラが Prunus grayama
エゾウワミズザクラが Prunus padus

とのことで、学名も違うし。

自生地の違い


ウワミズザクラが北海道南西部から本州
エゾウワミズザクラが北海道からサハリン、朝鮮

となっていて自生地がどうやら札幌あたりを境に、もしかしたら日高山脈あたりを境にこちら東側ではエゾウワミズザクラになるんですね。もちろんこんな話は憶測であって植物学の専門ではないのでふわっとした話になります。

エゾウワミズザクラの方が、枝が少し垂れて、花穂が小さくて、実が黒いとかいろんな見分け方があるそうです。

知っているつもりで、ちょっとの違いを見分けるのって難しくて。デザインの現場でも属名を指定して、生産品種としてあるものと樹形などで決めてしまうので。全くの自然と対話をすると驚きが毎回あるものですね。

なんて思います。

では、したっけ!

参考文献

北海道樹木図鑑 増補新装版 (ALICE Field Library) (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2017/3/17

コメントを残す