帰国から1ヶ月「持たない庭」について

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こんにちは、いつもありがとうございます。ランドスケープデザイナーをしているおはなうえるくま1号です。

気がついたら夏です。みなさん、気がついていましたか?

いつもご覧いただき、ありがとうございます。今日は日記を書こうかと思いました。

では、

はじめに

イギリスから帰国して1ヶ月が経とうとしています、こちらに帰ってきて空港にはお迎えもしていただきまた。
そして工事から受賞までの経緯など、たくさんの報道をしていただき自分たちでは思ってもいなかったほどに、たくさんの方にお祝いのお言葉を頂いております。

ありがとうございます。

たくさんの方のスポンサー、また協力のもと完成することができメダルを獲得することができました。

また今回のチェルシーフラワーショーでの経験より、実際には仕事も増えております。

今までの体制ではできない部分も見えてきまして、これからの仕事のやり方の変革の機になっていると思います。

僕は創業した時は「いつかは世界で」なんて思っていましたが、いざ「世界の舞台」に挑んで帰ってくると周りが変わって見えてきました。

仕事に対する心境の変化

僕の気持ちとして、鼻の先が伸びてきてテングなったとは違うような気がしています。

変化に対応し切れていない気持ちの不安があってそれが止まないのです。

この気持ちは、これまでやってきたことと、全く違うとことがしたくなったわけではありません。

実際には今まで作ってきたものに間違いがなかったことの実感と、これから作っていけることのうれしさを感じています。

こんな気持ちになったのは、はじめてです。

感じていること「持たない庭」

正直なところ、会計的な部分は苦しい面もあって。これからの仕事の舵取りのマネジメント的にはちゃんと考えなくてはいけません。

今回僕が感じたのは「持たない庭」ってことが一つありました。

今までの「庭」って持つものだったのですが、今回「持たない庭」ってのが実現したように感じました。

今回たくさんの方にスポンサーをしていただきました。そこでスポンサーの皆様の多くの方が物質的なものがなくても「感動をありがとう」など言ってくださるのです。

もちろん、僕たちには返礼品などがないので、それしか言えないのかもしれません。

ですが、帰国して会える人にはお礼に伺うと、逆にお礼を言われてしまうことが沢山ありました。

「いいドラマ見せてもらった、しかも参加できた」とか言っていただけるのです。

ここから感じていることが本題の「持たない庭」です。

「持たない庭」とは

今まで私たちがなにも疑問に思わずに信じてきたのは、「庭」は持つものでした。もちろん、それが持てない人達のために平等な場所としてパーク(公園)が生まれてくるのですが、それをうまく使えてい部分があるように感じていました。

最近では、車を持たないカーシェアや自転車のシェアなんかがあるように「庭」というのものを持たないとは、どういうものが現実的にありうるのかを、3年くらい前から考えていました。

そこで、僕の感じたことは今回のスポンサーの方の多くの中には「庭」「ガーデン」を体感していただけたことです。それも計画して、呼びかけて、準備の段階、実際の工事、完成。メダル獲得までをたくさんの人と共有できたことが僕にとっては一つの発見になりました。

「持たない庭」の可能性の発見でした。

沢山のお金をかけて一つのお庭を持つのも大変素晴らしいことです、僕たちは、それを作らせて頂くことも好きなのです。ですが、普段では持てないようなお庭を作らせていただき、たくさんのスポンサーの皆様と共有できたこと。

これは、これからの未来にやってくる「持たない」時代に一つの輝きを見たような気がしていました。

「持たない庭」って表現があまりよろしくありませんが。未来になんらかのキッカケを得たような気がしています。

もちろん、公園や公開庭園、観光庭園も「持たない庭」の一つではありますが。

もうすでにお庭を持っていらっしゃる関係者の方もガーデニングの楽しさを体感していただけたようで、ご自宅のお庭も、「持たない庭」もより楽しんでいただけているようでした。

現段階では、このような気持ちです。これからも、考えていきたいテーマです。

では、こんなところで。

したっけ!

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チェルシーフラワーショ−2019「漢方の庭」皆様の多大なるご支援をいただきましたこと、誠にありがとうございます。


このブログを書いている人:ガーデンとランドスケープデザインの株式会社キノ花園計画 柏倉一統

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