こんにちは、いつもありがとうございます。今回は前回に行った植木やさんとはまた違う、ディープデールという植木屋さんへ行ってきました。
前回に行った植木屋さんも素晴らしい樹木がたくさんあったのですが「他の品質が良くて有名な植木やさんも観て、一番理想に近い樹木を選ぼう」とイギリスチームの皆さんが言ってくださったので見に行きました。
最寄駅は、サンディーという街でこの降り立った駅がどことなく北海道の地方の駅にそっくりで親しみやすく感じました。
今回のイギリスのポイントの一つに、前回にもありましたが、プリーチドツリーというもの、箱状だったり、旗状に仕立てられた木で覆うデザインをしているので、この刈り込みの面積が重要になってきます。
なにも、イギリスの基準を知らないで僕が設計をしたので、どのように解決して素敵に収めるのかをみんなで検討しています。
それで、面白かったのでがコブシの旗状に作ったものこれが一斉に咲くとキレイでしょうね。ですが、なんだか幹が大きくてガーデンにはサイズ感が合わないような気がしてやめました。
これを、ずらっと素敵に並べるガーデンを作ってみたいなぁ。
樹木としては、最高にクオリティが高くて惚れ惚れしました。
イギリスに来て、面白かったのがこのエアーポットというもの。
例えば日本では直前まで地面に植えていて(根切りはしていて)、品出し直前に根を巻いたり、一年間くらいは根巻きをして放って置くのが多いかと思いますが、一旦掘り上げた植木をこのような資材を使って管理する方法をはじめて見ました。
これは、この黒い資材のイボイボに少し穴が空いていて、かつ湿度も十分で乾かないので発根が促進されて確実に根がはりやすい、みたいな説明がついていました。
うーん、確かに寝巻きに使っている麻のテープって乾きやすいですよね。
国によって、いろんな方法があるのですね。
こちらは、こんかい僕たちが作るチェルシーフラワーショー の「漢方の庭」で重要なメインになる木の採寸をしています。
みんなで、楽しくなってきています。今回カメラを持っているオーティスさんは笑いながら撮るので、こんな写真も
所変わって、離れた圃場も見せていただきました。
今回の、2つの植木やさんを訪ねて気がついたのではどちらも素晴らしい樹木を扱っているのですが仕立て方の雰囲気や空気感が全く違って、路線が違うのがわかりました。
どことなく、こちらのディープデールさんは自然樹形の場合は風になびく、しなやかなや枝配りであったり、仕立てものは几帳面なほどに美しい枝配りのプロポーションをしていました。
あと、空気感や揃えている樹種がどちらかというと寒い地方に耐えうるものがおおいような揃えでした。
ディープデールさんの事務所前を歩くニワトリ。
「でかくないっすか??」
と聞いたら
「植木の肥料をつまみ食いするの」
ですって(^^)
ミキさんも気に入ったものがあったご様子です。
いろんな樹木を見せてもらい、すっかりお昼を過ぎてしまいました。こんなにも長く圃場を案内していただけるのもイギリスチームのタツさん、オーティスさんの助けがあってのことです。
また、圃場をにこやかに案内してくださるディーピデールのヴィッキーさんにも感謝です。だってお昼過ぎてますかえら(^^)
僕たちだけだったら、こんなにも詳細な植木の形の指定ができなかったかもしれません。
ありがとうございます。
ランチは、近くにあったフィッシュアンドチップスのお店。イギリス初体験ですが、どこのお店に入ってもフィッシュアンドチップスも美味しくてたまりません。
「イギリスはご飯がちょっと、、、」
みたいな噂ばなし、撤回を望みます(笑)
お昼を済ませて、オーティスさんの事務所があるピータバラへ移動しました。
先週の課題になっていた石のサンプルが届いていたので現物を確認します。
このあとも、これまでの見てきた植物をどれに決めるのか、また。樹木のサイズはお庭に対して大丈夫なのかをタツさんの模型を使ったり、sketchupで確認したりと作業をして、夜になっていきました。
いつも夜遅くまで、ありがとうございます。
では、また。
したっけ!!