お庭をどの職種、どのデザイナーに頼むとどうなるの?

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こんにちは!今回はお庭をどの職種の人、またはどんなデザイナーに頼んだ場合どのような利点があるのかをお伝えできればと思いました。
では。


id=”目次”>目次

お庭をデザインしてくれる人のタイプ

お庭をデザインしてくれる人としても呼び方がとっても多くて、では例えばそのデザイナーさんが名刺に書いてある職種によってなにが得意なのかをざっと説明しますね。

植木屋 (会社に⚪︎⚪︎植木とか書いている方)

植木屋さんにも別れる部分があるのですが、植木屋さんは植木の畑を持っていて、それで植木の販売をしている方がいらっしゃいます。また、畑はないけれども庭木全般の手入れや植込み移植を得意としている方も含まれます。植木屋さんにお願いするメリットは植木のスペシャリストなので植栽豊かなお庭のデザインが得意な方が多いかと思います。また畑で販売の植木屋さんもお庭を作っていただける方も多いので、雑木のお庭、刈り込みものの美しいお庭などが欲しい方には良いかと思います。

ガーデナー(素人から本物のプロまで様々で見分けずらい)

2000年ごろのガーデニングブームと共に日本にも増えた職種だと思います。大雑把ですが、ガーデナーの方は大きな木は得意ではなく、花木とお花のお庭の管理が得意な方が多いです。先の植木屋さんと一緒に頼んで大きな木は植木屋さん、花木なのど低木と宿根草などのお花はガーデナーの方に頼んでいらっしゃる方も多く見られます。見出しの「素人から本物のプロまで様々で見分けずらい」とは、なんとも失礼な表現なんですが、自分のお庭を公開して楽しんでいる主婦の方もガーデナーと名乗っていることが多いのでそう書きました。ごめんなさい。それ自体で生計を立てているプロの方も多いのも事実です。また元々造園業の方が親しみ安い表記にするために名乗っていることも多いのが事実。
ですが、先のセミプロの方に頼んだことによる失敗もチラホラあるのでお気をつけください。

エクステリアデザイナー(⚪︎⚪︎エクステリアとか書いてある会社の人)

エクステリアデザイナーやプランナーさんは基本的にハードな工事計画のプロになります。例えば金属製フェンスやコンクリートの塀、駐車場、車庫、カーポート、物置などのスペシャリストになるかと思います。様々な商社の製品を持っていて、スッキリとして美しく住宅展示場のような夢のお庭がご希望の方には良いかと思います。傾向としては植物には少し疎い方が多く見られます、植栽部分を別な植木屋さんやガーデナーさんにお願いするのも良いかもしれませんし、そうしてらっしゃるエクステリア会社の方もいらっしゃいました。

ガーデンデザイナー(滅多にいない、少数民族

ガーデンデザイナーさんにお願いすると、全てが1からデザインされることが多く、デザイナーなので先の方々に比べてデザインが緻密になってくるかと思います。例えば、目的と他の目的をクロスオーバーに考えてくださるデザイナーの方が多く、 樹木から小さな植物の演出、ハードなもののデザイン、また工事のバランスをとってくださったり、完成以降の管理計画、管理のコスト算出などもしてくださります。こういったデザイナーさんと出会えたならば儲けもんかもしれません。デザイン料はかかりますが、コストバランスも測ってくださるので。理想の形に近いものが作れるかと思います。

ランドスケープデザイナー(⚪︎⚪︎ランドスケープって社名が多く、政令指定都市には1社くらいあると思うよ!)

ランドスケープデザイナーさんは基本的にはランドスケープアーキテクトの前段階の職種になるのですが、ランドスケープデザイナーさんは公園から都市のデザイン、大きなコンプレックスビルなどの商業施設の外側の設計などをされている方の職種になります。
ガーデンデザイナーさんも0.5ヘクタール以上の敷地になると上手くデザインができない方もいて(外国で修行された方は大きな場所も得意なことが多い)、そこでランドスケープデザイナーさんの登場になるかと思います。日本の小さな近所の公園でおおまかに0.3ヘクタールになるので、それ以上の広い敷地を設計デザインするのがお手のものです。もうそれって別荘レベルですよね(笑)でも本当にそんな仕事が世の中にあるのが事実。別荘を買われる方はランドスケープデザイン事務所にお願いする方が多いようです。

ランドスケープアーキテクト(造園家)

ランドスケープアーキテクトさんにはお庭のお願いができないかもしれませんが、例えばリゾートホテルの設計くらいの規模になると出来るかもしれません。また日本国内であればランドスケープデザイナーさんもランドスケープアーキテクトさんもほぼ同じと考えて良いかもしれません。

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ランドスケープデザインとガーデンデザインの美しい融合で有名なニューヨーク・ハイライン(Wikipediaより)

さいごに

いかがでしょうか、僕はただいまランドスケープデザインとガーデンデザインの中間にいるので偏った記事にはなっているかもしれませんが、ざっくりとはお伝えできたかと思います。
また、日本を一歩外に出るとガーデンデザインもランドスケープデザインも同じ職種になる国もあります。日本は少し規模で差があるので、別々に表記しました。また今回は、造園会社が無いのは植木屋さん、ガーデナーさん、エクステリア屋さん、全部ひっくるめて造園会社と考えることもでき、また規模を大きくしてそれぞれ得意な人材を確保している造園会社さんも多いので表記しませんでした。

では、今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

したっけ!

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