魯般尺に頼る

お庭の設計するとき「これから新しく作るお庭で住まうかたが幸せになって頂くこと。」と考えます。当たり前かもしれませんが考えます。
そこで、より良い方法はないかと考えたときに巡り会ったのが魯般尺です。魯般尺は教科書で出てきた中国の歴史上の人物とおなじで名工や天才学者のように言われていますね。いまでも、ホームセンターなどに売っている差金に、財、病、離、義、官、劫、害、本の8文字が5.4cm間隔で刻まれていて本来ならば宮大工さんが使う寸法で、その8文字に吉凶が別れる風水の値になっているそうです。例えば簡単な話にすると財の値をつかうことによってそこに商売をやっている方なら財産の集まったり、病の値にすると病が多くなったり。はたまた公務員のような方の場合は官にすると管理能力があがり良いそうです。あまり詳しくは勉強していないのでここまでしか書くことができませんがそのような吉凶を占うことができるそうです。
そこで、お庭を設計するときはその吉凶の風水尺の吉の値を使って設計しています。先ほどの例に習ってお客様の願いや展望、暮らしを俯瞰的にみて値を入れるように心がけています。
お庭を素敵にすること事態が、とても吉事(緑を配しキレイにするので)ですが。「どうせつくるなら縁起のいいお庭」になって幸せに欲しく思います。お庭は意外と手入れも大変ですし維持する体力、人手、心持ちもあり、オーナー様の土地のなかでいろんな良くも悪くもいろんなエネルギーや風が通ると思うのでその吉数で結界をつくるようなイメージで設計や施工を行いお庭にプラスのエネルギーが満ちるよう想いをこめています。

また魯般尺を用いてお庭を作るようになって気がついたことがあり、不思議なことに魯般尺を用いた事によってより美しい、使いやすい、手入れしやすい、お庭になったように思います。作った側の一方的な考えなので実際のところはどうか。これから10年などの日数が経ってみないと答えは出ないとおもいますが(^^;)

では、また。画像は設計のときに自分が使っている早見表です(^^)

以下参考文献 http://hand-made-home.com/daiku/daiku-48/daiku-48.html

財、ザイ、タカラ(吉)、福徳、財宝、天富星  この寸に当れば常に宝多く、富貴する也。
病、ビョウ、ヤマイ(凶)、絶命、病気、天疾星 この寸に当れば常に病人多く、悪き寸也。
離、リ、ハナル(凶)、禍害、離散、天逃星   この寸に当れば親に離れ、子、家、田畑失う
義、ギ、サイワイ(吉)、遊年、義快、天順星  この寸に当れば繁昌し喜び多く全て成就する。
官、カン、ツカサ(吉)、天屋、官進、天爵星  この寸に当れば官位進み農商は、よくなる。
劫、コウ、カスムル(凶)、遊離、盗難、天刃星 この寸に当れば家に盗人絶えず萬に損あり
害、ガイ、コロス(凶)、絶対、災害、天破星  この寸に当れば度々死人多く憂い悲しみあり
吉、キチ、ヨシ(吉)、生家、名誉、天祥星   この寸に当れば家に良き事有り常に喜び多し

魯般尺 早見表

 

2件のコメントがあります

  1. kanaconnie

    初めて知りました!!
    なんて読むのかな?ろはんじゃく!?

  2. コメントありがとうございます。
    ろはんじゃくであってます(^^)
    家のものをいろいろ測ってみるのも楽しいですよ♪

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