2017年1月に書いた記事のリライトになります。
国際バラとガーデニングショウのコンテスト、ガーデン部門のエントリーに通った際のことを書きたいと思います。
僕は2014年に応募し、一次審査を通過させていただき、たまたまのミラクルで準優勝賞をいただきました。実際に会場にはいりガーデン界の先輩がしのぎを削るガーデンバトルに僕は、当時の自分の勉強不足を痛感しました。それ以来、ランドスケープ的視点を取り入れ、また北海道には無い日本の技術を知るために京都の大学の通信講座に編入しました。
さて本題、これから目指す人のちょっとでもアドバイスになればと思って書きます。
いっきますよー!!
目次
1,そもそもバラを使っているのか
これ大事みたいですよ〜、コンテスト会場が「国際バラとガーデニングショウ」ですから、さすがにバラが無いと一次審査に通らないようです。
一次審査の倍率は100倍近いですから、バラは必須です。
2,コンセプトは素敵か
例えば2017年のテーマは「ライフスタイルガーデン」でした。
ってことは、バラのある素敵なライフスタイルを提案できれば良いのではないでしょうか、当たり前のことを言っているかもしれませんが、そこに自分のアイデンティティー(自分の育った場所、じぶんの感覚など)を盛り込めたら素晴らしいらしいです。
正直な話、僕はコンセプトの点数が良くて通ったらしいです。
例えばなんですけど〜「バラのアーチの素敵なお庭」というのは、、みんなが考えていて、みんなが提出していると思った方が良いかも使れませんよ、その中でアイデンティティーを盛り込むのが大切かと。
そう、僕は審査員の先生に会場で教わりました。
3,絵は勉強したほうが良い
僕は、絵が下手なので下にリンクしたようなYouTubeの動画などを観ながら必死に練習しました。
何回も観るよりはまずは、動画と同じ絵を描いてみるのが上達の近道でした。何回も観ていても実際に手を動かす感覚は違いました。
いや、今でも下手でお客様に「なに描いてるかわからん!」って言われますよ。
4,けっこうお金が必要
通ってしまってからが大変でした「預金ゼロ!」「創業資金融資絶賛返済中!」そんな僕の明日のお金も大変な時期に、「作るお金が、全然なあああああい!」って事態に陥りました。
一次審査の結果を待ってからお金を用意するのでは間に合わなかったのです。
「でもこれで賞をとったら認知度があがり、経済効果が素晴らしいんだ」と地元信金さんにお懇願しました。そこで、全体金額は自分の渡航費も含め100万円、そのうちの70%を最大限、融資をいただけました。当時の僕の心境は正気の沙汰ではありません。
これ、一番小さいフロントガーデン部門の話ですよ。あれが大きいのに応募していたらと、、、、
5,祈る
提出してしまったら、あとは祈るしかありません。
いや、ホントですって!
2014年、一次審査に提出した書類
完成したガーデン
Portfoliokinokaen.wordpress.com
最近のスケッチ
昨年、お客様にデザインを提出したもの、3年経過し僕のスケッチは少しはマシになったかも???
グラフィックの参考になる本
これは、とってもいい本です。ほかの記事でも紹介していますが。この本のおかげで、グラフィックが改善されました。
Landscape Graphics: Plan, Section, and Perspective Drawing of Landscape Spaces
- 作者: Grant Reid
- 出版社/メーカー: Watson-Guptill
- 発売日: 2002/09/01
- メディア: ペーパーバック
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Form and Fabric in Landscape Architecture: A Visual Introduction
- 作者: Catherine Dee
- 出版社/メーカー: Taylor & Francis
- 発売日: 2001/10/01
- メディア: ペーパーバック
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植栽を参考にした本
やっぱり、憧れのダンさんの本をベースに。ばたバラのガーデンのコンテストなのでオールドローズの本も参考にしました。
The Garden: A Year at Home Farm
- 作者: Dan Pearson,Nicola Browne
- 出版社/メーカー: Time Life Education
- 発売日: 2001/10/01
- メディア: ハードカバー
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- 作者: David Austin
- 出版社/メーカー: Antique Collectors Club Ltd
- 発売日: 2013/07/16
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参考にしたブログ
ガーデンデザイナーの吉谷桂子さんのブログはちゃんとチェックすれば、審査を通るヒントが毎年書いてあります。
吉谷桂子のガーデニングブログ – livedoor Blog(ブログ)
さいごに
提出後は、その後先輩の胸を借り、師匠の添削をお願いし、たくさんのお力をいただき賞をいただけました。
一番大事なのは、実はアイデンティティーかと僕は思います。
当時体感したことは、全国からプロのガーデンデザイナーがあつまり、ガーデンデザインのしのぎをけずる甲子園でした。そのなかで、甲子園球児のようにまず自分の足元、地元を大切にするのがいいかと思います(^^)
したっけ!