こんにちは、いつもありがとうございます。今回はマニアックな手書きの縮尺の話になります。では、本題へ。
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CADが当たり前の時代に
僕の仕事の製図は基本的に手描きで行います。この画像はA3のトレーシングペーパーに1/200で描いています。工事前の状態、現状をCADでだして、その上に手でシャープペンシルを使って描きます。1/200と比較的大きな縮尺なので、大きな木と園路(小径)や地形の設計の段階です。おそらく公園とかになると1/300ぐらいにしたほうがいいのかもしれません、また人によって使いやすい縮尺があるので、人それぞれです。
図面の縮尺
そこで手描きの際に大事なのが、先ほどの話がありました縮尺です、CADで製図の場合は関係ありません。あくまでも紙の上に描く、もしくはCADで描いたものを紙で出力するのに必要な問題です。そこで、いまはあまり触れられなくなった図面の縮尺を僕が普段ランドスケープデザイン、ガーデンデザインを行う際に標準にしているものを並べようかと思います。これは、この手描きで考える手法を少しでも残す手がかりになって欲しいんです。僕自身も経験が浅いので、違うという意見の方も多いかと思います。
1/20
これは、ベンチやウッドフェンス、ウッドデッキを細部の設計をする際に使っています。この縮尺だと板材の寸法までそれなりに表現できます。他には、基礎の深さの指定をする際にも使っています。詳細設計用になります。
1/50
こちらは、植栽設計の細かい設計(宿根草、ペレニアルプランツと呼ばれるもの)をする際、主に使っております。この縮尺だと、細かくお花を一個一個描いていくことができます。こちらも詳細設計用ですね。
1/100
こちらは、住宅街の住宅のお庭を描く際にちょうど良いサイズで使っています。変形な土地ではない限り、ちょうどA3 に住宅とお庭の雰囲気がわかりやすくレイアウトできます。120坪くらいの土地まで対応できています。
1/200
これは、ちょうどA3 用紙に50m×50mの敷地くらいのレイアウトができます。
1/300
これは、ちょうどA3 用紙に70m×70mの敷地くらいのレイアウトができます。ギリギリ1ha入らないくらいですね。
後ほど画像追加予定にします。
画像追加しました(2018,1,12)
さいごに
いかがでしょうか、こんな些細なことも誰か手描きにチャレンジするときに手がかりになれば、嬉しく思います。手描きがなれてくれば実際の清書前の図面、ラフの際に大体の寸法を三角スケールを当てなくても検討することができます。これが身につけばとっても便利になります。
また、図面のイロハを教えてくれたランドスケープアーキテクトのオジさん(裏の師匠、表には出ない仙人のような人)も、手の感覚を忘れてしまったがために出来なくなった設計が目立つとおっしゃっていました。
では、この辺で。
したっけ!