出典:なぜ日本ハムは新球場を建設するのか? 壮大なボールパーク構想の全貌 | VICTORY
こんにちは、いつもありがとうございます。今回はニュースをあげてみようかと思いました。めずらしい!!
お付き合いいただけましたら、幸いです。
目次
日本ハムの球場移転
北海道では、2023年に日本ハムの球場移転が決定し話題になっています。端的にいうと今まで使ってきた札幌ドームは札幌市の持ち物で、プロサッカーチームのコンサドーレ札幌の本拠地にもなっているために球団の日本ハムが買い上げることができなかった。それで、新天地をさがしていたところ札幌市と北広島市の候補があったが北広島市に軍配があがった。
「現在の札幌ドームは、市が所有し、市の出資会社が管理する第三セクター方式で運用されている。1試合の使用料は約1700万円とされ、球団は年間約70試合の使用料に加え、駐車場使用料や警備費、清掃費など、出費は年間25億円を超えていた。しかも、ドーム内の飲食店、グッズなどの売り上げは三セクの収益となり、球団には入らない。日本ハムのシャウエッセンも自由に売れない状況でした」*1
球団経営的に
そこで、球団が球場の営業権を保有する、一体運営型のボールパークの構想が持ち上がった。現在、一体運営型の球場を持つ国内プロ野球球団は、阪神(甲子園球場)とオリックス(京セラドーム大阪)、ソフトバンク(ヤフオクドーム)など数球団だ。*2
一体運営を行なって、収益を上げたり資産価値を持ったりするのは資本主義のもと当然かと思います。
せっかくだから最大限に儲けるのは大賛成です。
人の導線について
隣接してJR新駅を整備。さらに食をテーマにした商業施設▽ホテル▽レストラン▽温浴施設などを併設する。自然を生かしたキャンプ場や子ども向けの遊具、公園なども整備す*3
そこで、僕が気になっているところは人の動線計画で「人の流れが悪くなるのではないか」ということです。
というのは今まで札幌ドームは最寄り駅が、札幌市地下鉄であって、その地下鉄東豊線は5〜7分おきに人員の移動ができていました。
車での入り込みも多くて、周辺の各地域に渋滞が起こっていたものの札幌の動脈的な道路の国道と羊ヶ丘通りが並行して走っているために、そこまで気になるような問題はなかったかと思います。近隣住民にとってはその試合前後がインフラの麻痺が起こって大変な環境があったのはわかります。
そこで、今回の決定した球場複合施設の開発によって、北広島市はJRの新駅を構想しているようですが、JRの本数は地下鉄に比べ少ないのが現状かと思いました。新設にともなって球場から札幌間、球場から新千歳空港間の増便などはあるかと思うのですが札幌からのアクセスが少し狭くなりそうですね。
実際に、JRと地下鉄の輸送量は僕自身ちゃんと調べたことがなくて、わかっていない部分があるので比較はできない部分があります。
一方、北広島に置かれることによって新千歳空港が近くなり本州からのファンからみればJRのみで、移動できるメリットもみられる。北海道以外からのファンの動員にはメリットが大きいのかもしれません。ここ最近では LCCの活躍で安く北海道に来ることもできました。
みんな、おいでよ北海道!!
http://www.city.sapporo.jp/st/subway/route_time/h26/h07.htm
宿泊について
野球の試合は夜中まで続きますよね、でも現在北広島市にはホテル施設が少ない、札幌市もしくは千歳市まで行けばホテルはあるんですが。現状として北海道のホテル不足は一部問題になっています。球場がボールパークとして計画するホテルはどのようにステキに機能するのかを期待したいですね。
単純に野球観戦に燃えて、ビール飲んでソーセージ食べて、すぐホテルだったらどんなに楽チンで快適だろうかという勝手な妄想です。
さいごに、ステキな場所になってほしい
球団の運営するボールパークって構想が僕にはとっても刺激的でした。ここ最近では、やっぱり自治体が街を作れない時代になってきています。公園もスポンサーを求めたり、運営を任せなければいけないのが現状かと思います。
それで、いま実際に開発されたばかりの施設は住む人も、遊びに来る人も、滞在する人も交わっていてかつ快適な空間が快適な環境を共有できるようになってきました。
例えば、下の記事のような場所
この事例のように、デベロッパーさんが仕掛けて街全体を自治体と手をとって進めていくのが、これからの未来にとってもとても必要なことかと感じています。
お金が回らないと、快適な環境も保てないのですから。
一つ僕だけの懸念としては、札幌市の郊外であった北広島市に、この地域の核になりやすい施設を作ることによって入場者が減ったり、球団が「やっぱり北海道やめた」って時には大ダメージがあるかなってことです。
このような地方の広い場所を確保して行う開発はやっぱりまだまだ20世紀のモータリゼーションの思想の上に成り立っているのも事実かと思います。何年も前の話ですが、僕は札幌で勤めていたころに仕事帰りに、ヒョイっと反対方向の地下鉄に乗って気軽に観にいけたのです。新庄のヒーローインタビューの頃ですね。野球ファンに悪い人はいないと思いたいですが、大きく動員できる施設ができたら犯罪も増えると思うので今までの閑静な住宅街がどう変わっていくのかも知りたく思います。(予定地の近所に会社の支店があって勤めたことがあります)
まぁ、いずれにせよこのような開発が多くなれば、僕のような職業が必要不可欠なってきますね。
ぐふふ。
てなところで今回の記事は閉めようかと思います。
では、また。
したっけ!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。
わかりやすい記事
このブログを書いている人はガーデンとランドスケープデザインの木野花園計画の人
Kino Garden Project Co. /木野花園計画 – ガーデン、ランドスケープデザインの木野花園計画
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