スターバックスのマンゴーパッションフラペチーノから考える地域のこと

前略

珍しく飲み物です。スタバ好きな方もたくさんいらっしゃるかと思います。また僕の周りには反対派の人もいらっしゃいます。

では、ほんだいへ。

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マンゴーパッッションフラペチーノ、これって初めて気が付きましたが商品名の後にRマークがついているので、スタバで商標登録されているのですね。いまウェブで確認したらついていました。なので、似たものを作っても大々的には販売できないのですね。大八車で屋台やって売るには関係なさそうですが「いや、それは商売人の倫理的にどうなんだ」って言われまそうですが。*1

暖かくなってくるとスタバさんに出てくるマンゴーパッションフラペチーノ。マンゴーの味とパッションティーの酸味が爽やかなコントラストを描いてとっても心地よいです。

これは、僕の飲んだ経験をもとに書いているので(実際に中で作っている人ではないので)本当かどうかはさておき、先日行った台湾で飲んだマンゴーパッションフラペチーノがとっても美味だったのです。日本とは違いました。

さすが台湾!台湾はマンゴーの産地ですよね。統計の生産量のデータ上はインド・タイ・中国から見れば少ないようですが、まず国土が狭いのですから。また人件費も今の台湾は日本と差がなくなってきているとも言われていますよね。

あ、今回の写真のは日本のスタバさんで買ったマンゴーパッションフラペチーノです。

おそらく日本で飲食できるマンゴー系のものは国産のマンゴーがとっても高級品なのでまさか現地日本のものは使っていでしょう、おそらく輸出用に加工されているものを使っているのかと思います。日本におけるマンゴーの輸入は1位メキシコ、2位タイ、3位フィリピン、4位台湾だそうです。メキシコ産のマンゴーは2位のタイの2倍の輸入に頼っているそうです。*2

なので、ぼくらが普段お店で何気なく買って食べているマンゴー味のものは東南アジアのものではなくメキシコ産のものが多いのかもしれません。

メキシコと台湾はあのポッと赤いマンゴーの品種で、アップルマンゴーで馴染みが多いかと思いますが、植物や農学的にはアーウィン種と言うそうです。

インドとタイは黄色のイエローマンゴーやペリカンマンゴーでおなじみのガラバオ種だそうです。

両者の違いは僕の感覚的にはアーウィン種が濃厚な味わいで、ガラバオ種は香りが芳醇かと思います。

そこで台湾、台北のマンゴーパッションフラペチーノ(台北101のスタバで飲んだ)の味の違いは日本のものに比べて甘みやマンゴーの味が濃厚だったのです。マンゴー1.5倍増しではないのか??なんて思うくらいマンゴーの甘みが強かったのです。さすが産地ですね、もしかしたらバナナとかもそうですが、マンゴーも現地で食べたら食わず嫌いの人も好きになってしまうかもしれません。
僕たち日本人は、熱帯の果物を輸入するための熟す前に収穫したものを味わっているのでしょう。

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台北101のスタバさんで注文中

あと台湾はお茶も盛んなようで、パッションティーの原料のハイビスカスティーをけっこう見かけました。もしかしたハイビスカスティーも現地調達なのかもしれません。*3

さて、いきなり場所は変わってタイです。

いつかの記事に書きましたがタイのマンゴーも美味しいです。僕はどちらかというとタイやフィリピンで味わった黄色いマンゴーの方が好きですね。タイのスタバに入った時もマンゴーパッションフラペチーノの味が違っていました。もう一年前なのでどう違うのかを書くのが難しいですが、とにかく芳醇だったのしか覚えていません。ですが、日本のものに比べたら美味です。

www.ohakuma.com

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残念ですが、フィリピンではスタバさんに入ってもコールドブリューしか頼まなかったので飲んでいません。

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こんな毎度見かけるような世界的チェーン展開しているスタバさんの商品でも国や地域によって味が違うのですね。とっても楽しいので是非、違いを感じてもらいたくてお手紙しました。

と、そこで話はぐっと変わります。

最近、日本の地方ではスタバが入ってくることを反対する人も多くて僕は、そちらに懐疑的な人です。

地域、地方の大きな施設を建設する際にスタバが参入するのを好まない気持ちは十分にわかっています。僕も地方の中で大手にはかなわない。また地元の収入が落ちるといった反対論もわかります。ですが、田舎の地方都市にスタバに対抗できるほどの資金力のある企業があるでしょうか。

とってもオサレな図書館、美術館、公園を作った。人が憩えるカフェが欲しいとなった時にその建築に見合った施設が地域の企業に施設の投資ができるのでしょうか。

また銀行は出資するのでしょうか。

答えは、できない。

かと、僕は思っています。

中途半端に三セクとか作って失敗してきた地域もいっぱいあるかと思いますし。その道のプロがグローバルスタンダードで作っても良いのではないか、むしろその方が外国人も入りやすいのではないのかと僕は思ってしまうのです。

台湾でも地元の人が行くお店は、ほとんど英語が通じません、日本語の方が少し通じる程度でした。今の日本も一緒かと思います。

日本の地方に入ってしまったら英語通じませんよね。僕も道を聞かれてもジェスチャーで返して、話してわかってもられるレベルではありません。

旅行の形態がこれからもっとグローバル化するのではないのかと僕は思ってランドスケープのデザインを行っているので、どの国の人でも安心できるモノ、デザインを提供していかなければ、ならないのではといつも考えております。

なので、地域の色も大切にしつつ、スタバさんのような大手に任せる部分もある、地域づくりってあるのではないのか、それが未来にとって良いのではないかと思うのです。

話が長くなってしまいました。

また書きますね。

それでは、したっけ!

また。

草々

あなたへ

2018/05/09

参考文献

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