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ガーデニングでマインドフルネスは得られます

こんにちは、いつもありがとうございます。

北海道を拠点にガーデンとランドスケープのデザインを行なっております。おはくまです。

今回は、ガーデニングとマインドフルネスの関係を記事にしようかと思いました。

もしかしたら、マインドフルネスを得るために瞑想をやってみたり、ヨガをやってみたりしたことがあって、その他にも方法がないか?と思って探してこの記事に辿りついた方もいらっしゃるかもしれません。

僕の、日々の仕事のなかで感じたことを書いていくので、ご参考になれば幸いです。

また、僕自身も革新的なアイデアの模索だったり、単純なリラックスのために瞑想を15分程度したり、ヨガを30分程度したりを週に2〜3日程度行なっています。

unsplash-logoMarkus Spiske

小難しくなるので、まず簡単に話します

枝豆を蒔きました→芽がでて感動しました→フッサフサに実りました→茹でたらビールが美味い→残した枝豆をまた蒔きます、、、循環です。

これがマインドフルネスです。

詳しく気になる方は先に進んでください。

ガーデニングはマインドフルネスを得ることができるのか

結果として先に書くと、ガーデニングでマインドフルネスを得ることは可能です。多くの研究によってガーデニングにも効果があると書かれています。

では、僕自身が感じているのは。

「自分が頑張っても、どうしようもならないことがあることを知る」

そこが一番です。

キツイはなしですが、ガーデニングを始めても雨が降ってしまってびしょ濡れになってしまったり。またこうなると思って剪定したり、芝刈りをしたり、肥料をあげたりを行なっても本当にうまくいくことはありません。

もちろん、僕たちはプロとして絶対的に成功する方法を知っていたり、やり方を熟知しています。ですが、ちょっとはじめたばかりではそう上手くはいきません。

なので、そのことを理解して「無常観」を感じることができるかどうか、上手くいかなかったことをバネに再度やってみることができるか。

「上手くいかない自分を許せるか」

そこに尽きるかと思います。

もし、やってみてそこがストレスになってしまうのであればガーデニングからのマインドフルネスは難しいかもしれません。

ですが、他にもやるべき利点があります。それは、

「土に触れること」

この現代の社会で土に触れることが珍しくなってきているかと思います。

土に触れることによって、脳がリラックスできる研究結果があります。

例えば野菜の種をまくことに一生懸命になれば、それ以外を考えることは無理です。

この種を蒔く場合は、ばら蒔きなのか、溝に列で蒔くのか、そして楽しい未来を想像できます。だって、野菜であれば美味しいですから。

アーシングって言葉も最近よく聞くようになってきましたが土に触れることは、アーシングに良いです。

これは、僕の経験からも思います。

ガーデニングからマインドフルネスをえる方法

先ほどの説明からもあるように

  • 上手くいかないものと受け止める
  • 上手くいかない自分を許すこと
  • 土に触れて、地球の温度を感じること
  • 雑多なものを忘れて集中すること

以上の4点が、重要です。

「上手くいかないことを受け入れる」というのは、日常的に本当に辛いかと思います。仕事や家庭、子育てで「絶対に失敗できない」って思うように育ちましたし、そういった空気感って社会にあるかと思います。

ですが、ガーデニングは話もしない、泣きもしない植物が相手なので天まかせになってきます。それを許すことが出来ればマインドフルネスに一歩近きます。

だから明日からショベルを手にとって、冬だったらパンジーを植えてみる、夏だったらマリーゴールドを植えてみるだけでもいいです。地面に土があればやってみてください。もちろん、マンションや団地のベランダでも鉢に始めるのもオススメです。

職業者は、効果がない?

一方、このように自分の体験も踏まえて書いていますがガーデナーだったり植木屋さん、ランドスケープデザイナーは、ガーデニング作業からマインドフルネスを得ることはできない、という論文もあります。

僕は、それはないと感じています。

現に、外の作業はそれに集中して体も動かしますから「ストレス解消」になっています。

ストレス解消以上に、マインドフルネスを得ているとも感じています。

もしかしたら、僕が好きでこの仕事をしているからもあるのかもしれません。僕の気持ちに満足感があるだけかもしれません。

ですが、土に触れたり、木に触れる、石に触れることによって心のエネルギーの変換を感じています。

ガーデニングでマインドフルネスを得た先に

僕が思うガーデニングから得られるマインドフルネスの先は、

「すべてのものは繋がっている」

それを感じることだと思っています、自分、地球、もしくは大きく広がって宇宙、また近所のおばちゃん、公園の子供、目の前を飛んでいくチョウチョ、すべてが繋がって一つに感じることです。

それは、能の場合の、我見、離見のようなものかもしれません。

遠く脳天の先から足の下まですべてのエネルギーのつながりを感じることがあるのです。

僕の体験では、それを感じた瞬間がある日は体も気持ちも楽になります。

身の回りに生かされている感覚

本当に、もしかしたら農業も漁業、林業など自然に触れて、自然の一部をいただく仕事であればみんな感じるのかもしれませんが

  • 地球に生かされいる
  • 宇宙に生かされている
  • 人に生かされている
  • 虫に生かされている
  • 動物に生かされている

そんな気持ちになります。

もちろん、私たちにとって用事のない雑草は立ち退いてもらうこともあるのですが。

古い言葉から「吾唯足知(われただたるをしる)」

日本のガーデンの中で一番有名で、日本人であれば誰もが写真を一枚はみたことがある龍安寺のお庭に、こんな言葉が刻まれた石があります。

清貧とかの解釈もありますが、それはそれでいいとして、根本的に仏教の中の言葉のはずですから「満ち足りていることを知ってから」の意があると、僕は思っています。

この「満ち足りていることを知ってから」この『から』がこれからの話に大事なのです。

たとえば、たとえ美味しくなくてもご飯はある、
嫌味な人でも挨拶はしてくれる、
喉が乾いたら味はないけど蛇口をひねったら水はある、
勉強しろと叱ってくれる、
夜泣きをして呼んでくれる、

一見嫌なことを含んでいますが、ネガに捉えてしまっているだけなんですね。

そこから、ポジだけを抜き取れば世の中って満ちている感覚になるのではないかと。

満ち足りていることを感じること、
すべてのつながりを感じること、

そこで、マインドフルネスになるかと僕は思っています。

簡単に短くすると

難しい話が多くなりましたが、簡単な話に戻します。

枝豆を蒔きました→芽がでて感動しました→フッサフサに実りました→茹でたらビールが美味い→残した枝豆をまた蒔きます、、、循環です。

これがマインドフルネスです。

なので、簡単に、単純にマインドフルネスのためにガーデニングをはじめてみるのをオススメしたいと思います。

では、したっけ!

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