こんにちは
いつも、ありがとうございます。
東京へ来たからには新宿御苑を、と思い行ってきました。
目次
id=”目次”>目次
一般情報
新宿御苑の成り立ち
ここら辺は僕が言っても、もっともっと詳しい方がいっぱいいらっしゃるので。引用で、
もともとは江戸時代に信濃高遠藩内藤家の下屋敷のあった敷地である。 1879年(明治12年)に新宿植物御苑が開設され、宮内省(現在の宮内庁)の管理するところとなったが、第二次世界大戦後は一般に公開され、現在は環境省管轄の国民公園として親しまれている。2006年(平成18年)に、「新宿御苑」の名を冠してから100周年を迎えた。開園100周年事業の一環として、絶滅が危惧されている植物の保護センターを設置することが計画されている。
*12017年12月23日参照、新宿御苑ーWikipedia
開園時間
9:00~16:00
16:30園
入場料金
一般 200円
小中学生 50円
これは、公共施設だとしても大変安く僕は感じます、たくさんの国民のため、海外の旅行者のためにこの金額かもしれませんが国際的に見たら断然安いかと思います。でも先日行ったシンガポールのガーデン・ザ・ベイは無料区間がほとんどだったので。シンガポールの方が安いのかもしれませんが、有料の施設はしっかりな値段で、またタックスヘイブンの国とはまた違いますよね日本は。
見学時間目安・・・1時間から2時間
これは、ざっと見て回った場合の時間を大体で表しました。
時期や見学者の興味によっては違うかと思います。
新宿御苑のウェブ
おはなうえるくま的視点でひもとく
意外と洋風
広さ58.3ha、周囲3.5Kmの庭園には、プラタナス並木が美しいフランス式整形庭園や広大な芝生とユリノキが高くそびえ、明るくのびやかな景観を呈しているイギリス風景式庭園、伝統的な日本庭園を巧みに組み合わせており、明治を代表する近代西洋庭園ともいわれております。また、数少ないわが国の風景式庭園の名作とされています。*2
芝が冬色
日本人としては芝が冬に色が変わる方が当たり前なのですが、僕の育った環境上、広大な冬芝の色を見るのは初めてでした。
テリとカゲの程よい高低差の園路
これは、設計やお庭に携わる人間のとってもマニアックな視点なんですが、お庭をそぞろ歩く歩行者にとって、他の園路が丸見えにならない、もしくは程よく他の園路が目立たないように高低差を気配りされた園路の高さになっておりました。最近の公園やガーデンでは、このような気配りが表現されないことが多く感じます、それは設計図には上手く描くことができない部分になるのでデザインをした設計者が現場で工事の方と協議するのか、もしくは粋な庭師さんの技術がなければできないかと思います。僕は、このような高さの設定が大好きなのですが、現場の方に伝わったことがありません。
それは僕の表現力の問題もありますが。
例えば、このような球を描くようなフォルムも難しくなっています。
ハレとカゲについて
*一部のランドスケープデザイナーですが、日向的なデザインをハレと言って、影的なデザインをカゲという表現する方がいます。ハレとケを使って話す方もいらっしゃいます。これは現実的にカゲがないからハレでは、なくてカゲが多くても広がりがあって開放感があればハレになる場合があって、ざっくり言うと雰囲気の問題です。
断面をスケッチすると
ベンチの配置
こういった公園やガーデンにはベンチが必要不可欠なのですが、このように粋な部分にベンチが設計されているのは、とても勉強になります。例えば夏には、木陰になって池が見える場所にありました、また他の座っている人が気にならない距離感にも配置されていました。
やっぱりデザインに必要なのは、利用する人の視点に立って何が起こるかを検討するのが必須ですね。勉強になりました。
都会のオアシス
月並みな表現ですが、まさに東京の都会のオアシスでした。鳥の鳴き声も聞こえて、木々の出す音、水の音によって都会の雑踏が和らぐのを感じました。ガーデンやランドスケープにとって音って要素もとても大切で都会ではこのような効果をもたらすことを知りました。僕は毎日田舎らいふなので。
さいごに
自然観の素晴らしいランドスケープでした。本当の自然過ぎても人々には優しいものではなくて、この自然の雰囲気が気軽に楽しめて、植物の香り、音に包まれるのが大切かと思います。当たり前すぎるかもしれませんが、こういった場所を大切にしていきたいですね。
このモミジは3株なんですが、まるで一本の木のように仕立てられていました。江戸の粋ですね。
では、今回はこの辺で
したっけ!