こんにちは!
いつも、ありがとうございます。誰の為になるのかわからないブログですね。昨日の記事に続き少し続きをと思いました。
目次
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前回の記事とあらすじ
前回は、やみくもに国や国籍について考えてみました、そこでちょっと今回は少し脱線して僕の主な仕事に直接関わってくることを書こうかとおもいました。それは植物の多様性についてです。
植物にとっての多様性ってなんだ
世の中の公園や、道、大きな施設の木やお花って実は設計されています。これを植栽設計と言います。植栽設計をする際によく根本的なスタンスとして議論されるのが、自然にある原種のものを使う派と、品種改良された園芸用の品種を好んで使う派に分かれます。
原種と園芸品種の良し悪し
そこで僕は、どちらかというと園芸品種を使う派なのです。その理由としては、園芸品種であれば、過剰に繁茂したり、雑種を生まない、帰化しないことがわかっている品種が多数あって、しかも人工の環境に馴染みやすいのです。
それが、自然にある原種のものを使うと人工の土に馴染みが悪かったり、もしくは思いがけなく繁茂してしまったり、はたまたとても厳密にいうと同じ名前、同じ品種の原種であっても地域によって若干の違いがあって、DNAレベルでは違うのです。それが、もともとその土地にあった品種と交雑してしまったり、または駆逐してしまったりするんです。なぜかというと人間が植える為に作らられた原種は、育てやすい強いDNAのものが圧倒的に多くなってしまうからかと思います。もちろん育てている農家さんは枯れやすいものや、枯れてしまった苗は捨てるので、強いDNAが自然と選抜されてしまうらしいのです(名前は伏せますが、研究者によるお話です)。
もっとも身近な園芸品種
話は、またうって変わってみなさん毎日植物に触れていますか?
え??
触れていませんか?
おそらく、ごはんやパン、パスタ?ラーメン??は今日食べた方いますよね、ビーガンの方なら何かしらのサラダを食べたかと思います。
みなさん、忘れがちですが毎日植物の恩恵を受けているかと思います。肉食が多い一部の民族の方はのぞいて。麦やお米、いも、トウモロコシ、全部植物です。で農作物って基本的に品種改良されているじゃないですか。
だから、みんなに安定的に供給されているわけで、これが原種だけとなったらどの位の農地が必要になるんでしょうか?恐らく2倍以上ではないかと思います(エビデンス無し、追って勉強します)。
雑種も歓迎するダイバーシティ
そんなこともあって、原種のみで構成するのが正義的なものは僕は眉唾になってしまうんです。品種改良や園芸品種を生み出すことによって今の生活が成り立っているし、植物のコントロールがしやすいのですから。
原種がダメと言っているのではなくて、原種も含めて大事にして人々の生活に寄り添うものは原種と交雑しない園芸品種をより積極的に使うのはいかがでしょうか。という話になります。
では、今回はこの辺で
したっけ!また