前略
こちらは、ナナカマド(Sorbus commixta)も咲きました。ナナカマドって冬の赤い実が有名ですがこのお花も咲くと綺麗です。こんな真っ白に房状に咲くんですよ。知ってました??
花がこんなに早く咲くのに実の美しい時期は冬って時期が長くて面白いですよね。それで、このお花が終わって緑の実の時期も実がツヤツヤしていて美しいです。それから夏の終わりにはオレンジに変わり、紅葉とともに実が赤く染まる流れになります。
ナナカマドって、僕の感覚なんですが、剪定した時に香ってくる匂いが水彩絵の具のような匂いがするような気がしています。これは、共感してくれる人がいた試しがありません。
こちらは、蕾の状態です。この時からもう実の形をしていますね。花のあとが実になるのだから理科的には当たり前ですが、白い実のナナカマドのようでキレイですよね。
花のアップをもう少し載せましょう。
このナナカマドって「7回竃が壊れる意味がある」「7回竃で煮ても焼いても食べられない」なんて言う人もいますが、今となっては誰も由来のわからない名前ですね。不思議な字並びですよね。もしかしたら日本語ではないのかもしれないし。忘れられた大和言葉にあったのかもしれませんしね。
今の感覚、今残っている文献だけで調べてもそんなところでしょう。
北海道では、シラカンバと一緒で平地でへっちゃらに育ちます。
北海道の平地が合っている、ぐらいの気候帯なのでしょう。
今回、撮らせていただいたこのナナカマドはご夫婦がこのナナカマドのお花が好きなようで、今年やっとキレイに咲いてくれたと喜んでいました。この木を植えたのは僕ではなく、その前にお庭を作った造園会社さんが植えたものです。ただいまこのナナカマドの木陰にタイム(ハーブ)の絨毯を作る工事をしています。
昨日も別な場所で舗装の目地にタイムを植えたのですが、とても良い香りがしました。オーナーも「歩くたびに癒される」と感動されていました。
植物って、香水の原料になっているだけに。様々な香りを僕たちに運んでくれますね。本当はそれが虫さん達のための目印であったとしても、僕たちもその香りで季節を感じることができます。
では、今日はこの辺で。
したっけ!また
2018/05/18 今日は除草くま
お花を見つけた、ナナカマダーへ