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フィルムカメラ2台とデジタル1台
こんにちは、いつもありがとうございます。こないだ行ってきたフィンランド・ヘルシンキではフィルムカメラを持って行きました。フィルムで写真を撮影する暇がどこかの日程で取れるであろうかと思っていて、Nikon FM2 Rolleicorrd の二つのカメラを持って行きました。
もちろん、仕事の資料としての撮影も会えるのでデジタルも持っていきましたが。それで、持っていったデジタルカメラは充電器を持っていくのを忘れていて、途中の日程の半分が過ぎたころで電池が切れてしまうと言う失態でした。
今の時代スマホがあるのでなんとかなるものですが、ちゃんとした画像で残せないのは残念でした。その点持っていったフィルムカメラは電池駆動しないものなので、全くもって電池の心配がありません。電気がなくても使えるのは、今から一昔前くらいまでは奥地の秘境へ行くカメラマンにとっても絶対的信頼であったようです。
僕の場合は単に「忘れもの」でしかないのですが、そのカメラの電池がなくても動くシステムに感動しました。
といっても、時代が時代ですからスマホで十分な場合もあります(笑)
フィルムが現像から上がってきた
それで、1月ほど溜め込んでしまったのですが撮ってきたフィルムを現像に出しました。待つこと3日間、その間ワクワクしながら過ごしていました。そしてこの文章を書いている前日、昨日フィルムが上がってきました。
この写真店さんで、インデッックスを見る瞬間がドキドキしますね。僕が最初にカメラを手に取って仕事で使っていた時には、インデッックスシートなんてなくて、同時プリントしてプリントの裏に撮影日やフィルムの番号を書くなんてことが残業の日課でした。インデッックスシートありがたし。
フィルム3本ダメだった
フィルムは3本ダメにしてしまいました。未露光ってやつです、フィルム独特の失敗ですね。おそらく写真を撮っている時に感じた違和感が3本ほどあったので、その違和感は全く持って信じていいものでした。原因としてはフィルムがちゃんと引っ掛ける部分が失敗していたことです。
仕事の話をしながら急いでフィルムを装填していたので失敗したようです。
でも素晴らし絵が出来上がった
上の写真は、Rollei cord で撮影したものです。まだ2眼レフカメラの構え方が慣れていなくて、全体的に右に転んだ画像になってしまいます(^^)それでもこの絵の美しさに感動しました。
当然ですが、フィルムで撮影された映画のような絵になります。
これって映画と同じの35ミリフィルムを使っているのと、フィルムが今回はほとんどがKodakだったので。その雰囲気がでて当然といえば当然です。でもね、自分がそのような写真が撮れるとは思ってもいないわけです。
うつりすぎない写真
最近、プロのカメラマンさんにこんなことを聞きました。最近はデジタルの発展とともに解像技術が上がって写りの良い写真が増えた、けれども写り過ぎてはいけないとのこと。それを表現するにはフィルムが一番良いと聞きました。
それが実現したように感じます。
なんとなく、教えていただいことの意味がわかったような気がします。
最近のカメラの広告を見ても、「100m先の窓も綺麗に写っている」ようなサンプルが載っています。ですが本来撮りたい時に見ていた人、景色、物はそんな遠くのものが撮れていたい想いは無いかと思います。改めてパソコンで現像して驚くものが多いのかと。
写真を撮るのが本当に好きになってきた最近、どのように自分は撮っていったらより楽しく撮れるのかを実感しました。
フィルムカメラを使って変わったこと
それで、フィルムカメラを使ってみて変わったのですがデジタルの一眼レフの絵の決まり方が変わりました。また、フルサイズ機でも、それよりも小さなカメラであっても一定の水準(自分基準ですが)の絵が上がってくることになりました。
写真は「カメラでもなく、レンズでもなく。腕」って言われたのを思い出します。巷では機材自慢のおじさまに捕まって自分のカメラがダメダメであることをご教示いただけることもたくさんあって、先の「腕」ってのが自信喪失することもたくさんあります。
僕の好きな地元のプロの写真家さんは、年代で違う機体を使ってもいつも雰囲気が一緒な意味がわかりました。
奥深いですねぇ。
撮ってる理由
風景写真家さんは世界にたくさんいらっしゃいますが、お庭の写真のプロって実はイギリスくらいにしかいなくて。またガーデンもランドスケープも、良い瞬間の待ちの写真が多くて、僕たちのいま持っている案件では予算の関係もあって自分でなんとか撮らなければならないことがあります。また僕自身が撮るのが楽しいのもあります。
それと最近ガーデン、ランドスケープ界隈で流行った映画「Five seasons」この映画で僕が思ったのは、もりろん素晴らしいランドスケープアーキテクトでデザインも素晴らしいのですが、このピエットさんがいつもカメラを持って写真を撮っていたのが印象的だったのですね。この世界的な巨匠が自分で撮影したものを出版した本に使っていたり仕事に資料になっていることを知ったのです。
なので「これはカメラ、写真やらねば」と自分の中でなったんですよね。
この映画の伝えたい部分ってそんなことじゃないんですが(笑)
自分のデザインしたランドスケープを自分の写真で本を出せるって素敵ですね。
てなところで、今回はこのへんで。
したっけ!