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お庭を考える時に大切にしていること

こんにちは、いつもありがとうございます。チェルシーフラワーショー に挑戦していても、それだけではご飯のタネになりませんでして、今は締め切りの仕事をしております。

また、いまもなお新しいスポンサーのご表明をいただいており大変嬉しく思います。

ありがとうございます。

土曜日は管内の新しいお庭の打ち合わせをさせていただきました。

私たちのガーデンの打ち合わせは最初はお庭のサイズを測ったり、どの範囲がどうなって行くのが理想なのか。また、普段はどのようなことがお好きであったり、趣味のお話をたくさんお伺いします。

そのなかでイメージを練り合わせて簡単なスケッチをご用意して2度目のお打ち合わせになります。その時にお庭の間取りのようなものをご確認していただき、それが気に入っていただけたらお見積もりを始めます。

ご予算に合わせて設計することもできるのですが、ほとんどの方はお庭を作るにあたってどの程度の金額になるのかがわからないことが多くて。まずは理想の形をデザインすることが多くなっています。

まずは理想の形をイメージすることによって、そこからいらない部分を削ったり、場合によっては良い素材に変えたりしていくのが住まう方にとって一番欲しいものに近ずけていくことになったいます。

もしかしたら、打ち合わせの数が多いのかもしれませんが、できる限りの答え探しができて、理想であったり、それ以上のデザインをお渡しできたらうれしいですね。

なぜそうなるかというと、僕たちって結局服で言えばオーダーメイドなのかと思います。

お庭の世界でも既製品のものが増えてきていますが、まだまだ自然のものを使ってなんとかするのが多い業界かと思います。

既製品で素早く丁寧に、スッキリとお庭を作ることも可能なのですが大手の会社さんにはかなわないですし、恥ずかしげもなくデザインに自信を持ってしまったが故に
デザインで解決できないかと思ったんですよね。

わかりやすい例になると、トヨタの車を作るのかフェラーリの車を作るのかの違いなのかと僕は努めている時から考えていました。

どちらが良いとか悪いとかの話ではなくて。

単純に、バカみたいにデザインに自信を持ってしまったから。また質感とかに敏感な部分があるから使いやすさ、質感の良さ、空間のまとまりの良さを売りにするのが僕の答えになっているのです。

それが、必要ない人もいるし必要としてくれる方もいる。それだけの話かと思います。

最近ではデザイン思考なんて言葉が、また経済や大きな会社の社長さんのお話ででてくるようになりました。

そこで出てくることに1+1で2以上のものを。とか「なにか」と「なにか」を足して別な新しいものを作り出す話が出てきたりします。

僕がそこで思うのは、『「なにか」と「なにか」を足して別な新しいもの』というのは理解できます、ですがそこで足したものの数で割って1になったものでなければいけないのではないかと、いつも思っております。

アート系の人たちの言葉に置き換えると、パクって、それを自分のフィルターを通してアウトプットする、みたいな表現になります。

布と布を張り合わせたものではなくて、布を解いて糸に戻して、それを織り込んで生地にして製品に戻すような工程を踏んでいけたらと自分の中での理想は思っています。

また、ヒントはいつも自分の足元にあるとも思っています。

今回の「漢方の庭」もそんな想いから生まれました。

では、また。

したっけ!

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